製革工程
 
原皮   水漬け    脱毛・石灰漬け    フレッシング   


成牛革のように25ポンド以上ある厚くて大きく重い皮はハイド、小牛革のように小さく軽い皮をスキンと区別している


 


革に付着している不純物を取り除き、脱水された水分をおぎない生皮の状態に戻し、後の薬品処理をスムーズに行うのに重要な工程


 


石灰乳に浸漬させ、アルカリにより皮を膨潤させ皮のコラーゲン繊維をほぐすと共に、毛・脂肪・表皮層を分解除去する


 


裏打ち機(フレッシングマシン)を用いて、革の肉面(裏面)に付着している不純物を取り除く
 

 
バンドナイフ   ピックル   クロム鞣し    背割り   


分割機(スプリッティング、バンドナイフ)を用いて銀面(表面)側と肉面(床皮)側の二層に分割する


 


脱毛・石灰漬け等で皮中に残存した石灰を取り除く、これにより鞣し作業における鞣剤の浸透を容易にする 
 



クロム鞣剤を皮に浸透させコラーゲン繊維と結合させ、耐熱性など防腐性の耐久性を与える 


 


皮を背で半分カットする 
 

 W/B   水絞り(バウチ)    シェービング(裏削)    原皮検査   
 

皮⇒革になり、保存できる状態


 



 


 


シェービングマシンで革の肉面を削り、一定の厚さに調節する


 


厚度計にて革の厚度を計る 

 
 トリミング   中和・染色・加脂    水絞り・伸ばし    乾燥   


革の先端の使用不可な個所をカットする
 



革中の酸を中和し、染料や加脂剤の浸透が均一になるように調節する、また水溶性染料等により革を希望の色に染める。加脂剤を用いて柔軟性等の感触の特性を付与する 
 



サミング・セッティングマシンを用いて革中の余分な水分を絞り取り革を伸ばす 


 


自然あるいは熱風で革を乾燥させ水分を取る。乾燥により、革中の染料や加脂剤が固着する 


 乾燥検査   ヘラ掛け(ステーキング)    ネット張り乾燥    下地検査   


アクアピッコロ(水分量計)にて革の水分量を測定する


 


ステーキングマシンにより革をもみほぐし、柔軟性や
弾力性を与える


 


革をネットに張り付け乾燥させる。革全体の水分を一定させる 


 


仕上げ前に下地状態の厚さ、柔らかさ、吟浮き等
を検査する 


 トリミング   ロールコーター ・スプレー     薬品配合   


革の線端の不要部分を
カットする
 



革を塗料する工程、ロールコーターで塗り込む方法と
、スプレーマシンする方法がある   
 
  


色調節 

 
 型押し   空打ち    色彩検査    製品検査   
 

革を型に押す
 



革を柔らかくして表面にシボを出す 
 


 
色調合


 


お客様に満足していただく革を提供するために出荷前検査も徹底しています 


製品革    荷造り    梱包・出荷       


革面積を計量する。
面積の単位は、国内向けのデシと海外向けの
スクェア・フィート等がある


 


皺が入らぬよう
綺麗に梱包する